interview
海洋地球科学部海洋地球環境分析室
海洋化学課
三好友子 2019年入社

Interview01現在の仕事海にはどれくらい栄養分が含まれている？それを分析します

私は栄養塩（えいようえん）の分析をしています。栄養塩とは窒素やリン、珪素などで植物プランクトンの増殖に欠かせない栄養ですが、それがどの海域にどの程度含まれているかを調べるのが私の仕事です。
主なお客様は研究者です。研究者が望む観測ポイントと深度で海水を採取します。6,000mの深度で採取する場合もあります。深度によって栄養塩の濃度は異なるため、様々な深度から採取します。採取した海水は船上で分析を行いますが、多くの試料を取り扱うため汚染や濃度変化がないよう素早く測定する必要があります。
これまで太平洋、インド洋、南極海、北極など様々な海で栄養塩の分析を経験しています。

Interview02入社動機シンプルだけど
強い入社動機
「船に乗りたかった」

船に乗って観測する仕事に興味がありました。学生時代は船に乗って海水に含まれるメタンガスの研究をしていました。
分析する成分は今の仕事とは異なりますが、海洋観測が好きだったので、そういった仕事をしたくて入社しました。地球や海の環境に興味があったのも1つの動機ですが、根底にあるのは船に乗りたかったからですね（笑）。
1度出港すると1～2ヶ月は海の上なのですが、入社前から抵抗感はありませんでした。

Interview03モチベーションいつかは南極大陸へ。
南極観測隊として働きたい

南極に行きたいです。これは入社前からの夢です。心のどこかで南極への憧れは抱いています。いつかは行けるタイミングが来ると期待しているのですが、行けたとして、仕事はとてもハードになる気がします。ですので、南極でしっかり仕事をこなせるように、今は日々の仕事に励み、様々なスキルを身につけたいと思っています。
インド洋を経由して南極海には行ったことはあるのですが、南極大陸に上陸したことはありません。陸地は見えているのに上陸はできませんでした。北極は毎年のように行っているのですが、南極は機会がなくて1度も上陸していません。
更に言えば南極観測隊に参加したいです。昔から憧れていて、当社の入社面接でも南極観測隊に入りたいと言ってしまったほどです。南極観測隊は夏隊と越冬隊があり、当社では毎年夏隊に参加しているのですが、いつかは私も参加したいと思っています。「いつかは南極へ」これが私のモチベーションです。