One day 観測技術員の1日
海洋調査船での観測技術員の1日
CTD観測、採水、海水試料分析
07:00
朝食
朝食をとり、1日の観測業務に向けた準備をします。
08:00
ミーティング(引継ぎなど)
観測スケジュールの確認や昨日までの業務の進捗具合を確認し、当日の業務内容の整理を行います。各人の体調確認や観測機器の状況把握、危険予知トレーニングを行います。
09:00
CTD採水システム投入、装置立ち上げ・精度確認
CTD採水システムの投入準備や制御プログラムを立ち上げ、船側と協力して、海中へCTD採水システムを投入します。化学分析班は試料採取用の容器(サンプル瓶)を準備し、分析装置の立ち上げ作業・精度確認や試薬の調製をします。
10:00
バケツ採水、サンプル瓶準備
船舶の甲板(デッキ)からロープ付きバケツを海に投入し、海面の海水を採取し、水温の測定や分析用に取水します。また、CTD採水システムからの海水取水用に分析項目毎にサンプル瓶を持ち寄り、必要なサンプル瓶が揃っているかの確認や採水しやすいようにカゴに入れるなどの準備を採水班長の指示に従っておこないます。
11:00
CTD採水システムからの海水試料の取水
測定する分析項目の成分によって、取水する順番や取水方法が異なり、容器も様々で、それぞれ取水の仕方にコツがあるため、慎重に速やかに正しく取水します。予め慣れていない人向けの採水練習が開催されることもあります。取水の有無や取水時の水温等、取水時の情報は、採水班長の元、採水記録(採水野帳)に取りまとめます。
12:00
昼食
CTD採水システムの後片付けやデータ整理、化学分析の機器の準備をしながら、交代で昼食休憩を取ります。試料によっては室温などに慣らす時間があるため、その時間に昼食をとる場合もあります。
13:00
分析開始
採水野帳と試料を確認しながら、測定の順番を整理し、測定機器の精度に問題がないことを確認した後、測定をスタートします。海水試料の測定結果を随時確認しながら、装置の状態に問題がないか注視しながら、測定を進めます。測定し終わったサンプル瓶や試薬瓶などを隙間時間に洗浄します。
14:00
分析終了、データ整理
測定データについて、プログラム等を用いて濃度を算出し、CTDや分析結果の鉛直分布図や他の測定項目の結果と比較しながら、測定データの妥当性を確認します。チェックの終わった測定データは、船内のデータベースに登録します。最後に実験室の整理をして、1日の業務内容の振り返りと翌日の準備や装置のメンテナンスを行います。
16:00
夕食
夕食をとり、同僚と情報交換しながら、次の日の業務に向けて英気を養います。乗船されている方々は、様々な経歴をお持ちで普段の生活では出会えない人が多いのですが、同じ調査目的で乗船しているので、ざっくばらんに会話できることも魅力の一つです。色々な会話から、世界が広がる関係性を持てるかもしれませんし、業務課題のヒントを得られるかもしれません。また、夕食後には、気分転換の運動やストレッチなど、リフレッシュすることも大切にしています。
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