interview
海洋観測
R.F 2022年入社

Interview01現在の仕事⼊社1年⽬から
さっそく北極海へ⾏ってきました。

現在はCTD（Conductivity Temperature Depth profiler）という装置を使い、海の状態をリアルタイムに計測する仕事をしています。CTDは深度や水温、塩分などの計測ができます。
また他のセンサーと併用して溶存酸素濃度や植物色素量などを、さらに採水器を用いることで海水の採取もできます。
写真のような装置です。
CTDは海の様々な状態を数値化してデータを取得します。取得されたデータはリアルタイムでグラフや一覧で表示されます。筒のようものがたくさん装備されていますが、これは採水ボトルです。CTDを引き上げるとき、各深度の水を採取し、溶存酸素や栄養塩類となど様々な分析に使います。
これら装置の操作やメンテナンスをするのが私の仕事です。最終的には適切に処理したデータをお客さまへ納品します。
昨年（2022年）はとても良い機会に恵まれ、入社1年目にして北極に行きCTD調査をすることができました。最初は何を調べているのかわからないし、でも言われたことはやらなくてはいけないので大変でしたが、先輩に教わりながらも、何とか業務を終わらせることができました。北極は思ったほど寒くなかったです（笑）。

Interview02入社動機両親は「あなたの
好きにすればいい」
と背中を

大学時代、海底で採取した堆積物試料を使い研究をしていました。その過程で船に乗って海の調査や、観測をする当社のことを知りました。他の会社に入社してはできない仕事と思い、これはおもしろそうと入社試験を受けました。
両親は心配するかなと思いましたが「あなたの好きにやったらいいんじゃない」とあきらめも含めながら背中を押してくれました。
当時から船でいろいろな海へ行けるということは知っていましたが、まさか1年目から北極へ行くことになるとは思っていませんでした（笑）。

Interview03モチベーション早くその分野のエキスパートに
なること

現在はまだまだ先輩方に教えてもらっている最中ですが、ようやく大まかな作業手順などがわかってきたので、今後はもっと率先して仕事に取り組みたいと思っています。早く一人前になることが目標でもあります。
人がなかなか行けない場所へ行って、一般の人が使う機会のない装置を扱い海の観測をさせてもらっているのは、私にとっては特別な経験だと思っています。ですので早くその分野のエキスパートになれたらカッコいいなと思っています。
先ほどお話した北極ですが、それが出発の2週間前に上司から「北極航海に乗船してください」と急遽言われ、突然決まりました。新入社員が北極へ⾏っていいのか！？と思いましたが、とてもいい機会をいただき貴重な体験でしたので、今は感謝しています。

Message

「とりあえずやってみよう」精神が
あれば

「入社してしまえばどうにかなる」とよく言われます。自分が1年目としてできているかどうかわかりませんが、「私大丈夫かな？」という不安はあります。しかし周りの先輩方もそれを分かって下さっているので、半分甘えでもあるのですが、いっぱい助けてもらっています。
「とりあえずやってみよう」精神があれば大丈夫だと思います。私が所属しているCTDチームには、熟練した上司と年齢の近い先輩がいて、皆さんとても親身に相談にのってくれます。
新しく入社した人でも当社はサポート体制が整っているので、その点は心配不要ですね。
それと就活は飾らずに、ありのままの自分をアピールした方がいいと思います。私はそうやって採用していただきましたので。