マンガン団塊・コバルトリッチクラスト調査の取り組み方

マンガン団塊は直径が2~10cm程度の球形をした鉱物。ハワイ沖やインド洋などの水深4000m~6000mの海底の堆積物に半埋没した状態で分布しています。
コバルトリッチクラストは北西太平洋域に点在する海山の、水深約1000m~2500mの山頂部から斜面にかけて分布。岩石に厚さ5~20㎝程度で覆ったような形状をしています。
これらは古くから海底鉱物資源として注目されてきました。当社はこれらの採取から適切な試料処理、物性計測、海化学分析ならびに陸上での保管・管理に関わるサービスを提供いたします。

ソリューションの特長

マンガン団塊・コバルトリッチクラストに関わる業務を積極的に支援いたします。

経験豊富な海洋調査のノウハウを活用

極域から赤道まで沖合、沿岸を問わず様々な海で調査を行ってきた実績があります。これらの経験で得たノウハウを最大限生かしてお客様のご要望にお応えします。

試料採取に最適な調査手法のご提案

現場海域や目的とする試料に応じて、試料採取を目的とした最適な調査手法をご提案し、必要な観測機材などを選定いたします。

採取する試料に応じた
最適な試料処理の実施

採取する試料と処理内容のご要望に応じて、非破壊計測や半割、層相記載、画像撮影、その後の分析のためのサブサンプリング等、適切な試料処理を実施いたします。また、試料の保管のためのパッキングや管理用のラベリングなど、丁寧に対応いたします。

ご提供できる成果物

マンガン団塊やコバルトリッチクラストの採取オペレーション

各種許認可申請の代行、船舶の手配、使用観測機材の選定、船上での試料採取オペレーションを実施いたします。

マンガン団塊やコバルトリッチクラスト試料の提供

採取したマンガン団塊やコバルトリッチクラスト試料について、要望に応じて船上で適切な試料処理を行い、品質を維持した状態で試料の引渡しをいたします。

各種計測や化学分析データの提供

採取したマンガン団塊やコバルトリッチクラスト試料について、資源量評価のための各種物性計測や化学分析を行います。

保守・管理

採泥器や関連する観測機材の使用後、不具合箇所の有無の確認、定期部品交換などの保守管理を行います。

マンガン団塊・コバルトリッチクラスト調査 底質調査

海底資源探査、鉱物試料採取

海底鉱物資源量を評価するためには、どのような鉱物が、どの場所に、どのくらいの量で存在しているかを明らかにすることが重要です。そのため、広範囲の探査で有望海域を選定し、海底掘削等で現場の試料を採取したり、掘削孔を利用した孔内計測の実施が必要不可欠です。当社では、目的とする海底資源に合わせて、海底探査ならびに鉱物試料採取のサービスを提供いたします。

底質調査詳細ページへ
  • コアサンプル処理
  • 各種コアリング調査
  • 各種底質採取
  • 海底広域探査
  • 海域調整

マンガン団塊・コバルトリッチクラスト調査 底質分析

試料の物性計測、化学分析

海底鉱物資源量の評価や鉱床の生成過程の解明のためには、得られた鉱物試料の物性計測や元素組成、有用金属の含有量の調査が必要です。当社では、鉱物試料からその後の分析のためのサブサンプリングや前処理、試料の非破壊計測、物性計測、元素組成分析、微量元素分析、同位体比分析のサービスを提供いたします。

底質調査詳細ページへ
  • 非破壊計測
  • 微量元素分析
  • 化学組成分析
  • 同位体比測定

マンガン団塊・コバルトリッチクラスト調査 環境影響モニタリング

海底鉱物資源の持続的な開発のために

海底にある鉱物資源の開発を進めるに際して、採鉱や揚鉱による海底周辺環境への影響の有無を調査する必要があります。当社では、豊富な海洋調査のノウハウを活用して、開発海域でのモニタリング調査を実施いたします。

環境影響モニタリング詳細ページへ
  • CTD採水
  • 海水分析
  • 水中カメラ撮影
  • 各種コアリング調査
  • セジメントトラップ係留系
    (設計・組立・設置・回収)
  • ADCP係留系
    (設計・組立・設置・回収)

海底鉱物資源量調査に係わるコンサルティング

当社が長年にわたり国内外の様々な船舶を用いた海洋調査および海洋底探査に係わり、そこで培った技術や実績に基づき、海底鉱物資源に関する資源量調査や環境影響モニタリングに関するあらゆるご要望にお応えいたします。
また、様々なステークホルダー様とのコミュニケーションを重視し、調査に係わる種々の調整なども承ります。

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海洋調査をはじめとした様々なご依頼を承ります。
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