海象モニタリング
外洋域から沿岸域まで、海域を問わず海象のモニタリングに関する調査を実施します。観測ブイシステムによる長期にわたるデータ取得は、厳しい自然環境下での海洋環境のモニタリングに最適です。
海の状況をお手元にお届けします
係留ブイの設置予定海域の水深や波浪、潮流などの諸条件に対応したリスクマネジメントを行った係留系の設計、
関係する諸官庁への許認可対応、事前準備、設置回収作業、設置中のメンテナンス、
データ管理公開をワンストップで行い、計測結果をリアルタイムでお手元に届けます。
このサービスで得られること
最適な係留系の設計
係留系が流出しないこと、確実に回収できること、正しくデータを取得できることを目指した係留系の構成を提案します。
信頼性の高い観測データ
お客様が知りたいことは何なのかを正確に把握し、そのために最適な観測条件(計測の間隔、タイミング、係留系への取付方法等)を選択します。最適な条件で観測することにより、より信頼性の高い観測データを取得します。
リアルタイム配信
リアルタイムに観測結果を配信することで、観測海域の今の状況を手元のパソコンやスマートフォンで確認することが可能となります。
保守管理サービス
調査で使用する観測機材について、不具合の確認や定期的な部品交換などの保守管理を行います。また、運用上の改善点があれば、ご要望に応じて修繕や改良などにも対応いたします。
サービス概要
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海象モニタリングブイ
海象モニタリングブイ
現場の環境変化をリアルタイムで捉えます
通信システムを備えた係留ブイを設置することで、現場の水温や塩分、溶存酸素や流れの状況などご要望のセンサーや沈降粒子を採取するセジメントトラップを取り付けて計測・試料採取することが可能です。リアルタイムで観測結果を確認することができます。設置期間は数日から数か月、複数年とご希望に合わせて係留ブイを設計することが可能です。
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風況モニタリングブイ
風況モニタリングブイ
洋上風力発電ポテンシャル調査のスタンダード
風況を知るための従来の手段は洋上に着床式の風況観測マストを設置して直接風を観測する方法でしたが、係留ブイにドップラーライダーを搭載して風を計測する技術(フローティングライダー)が開発され、欧州では主流の方法となっています。
当社は欧州でも信頼性の高いカナダAXYS TECHNOLOGIES社製FLiDARの日本国内における組立、設置業務を2020年度から開始しています。 -
ADCP係留系
ADCP係留系
海上ブイ、海中係留、海底設置どのような係留方法にも対応
海中の流れを知る方法としては、ドップラーシフトから流向・流速を求める超音波ドップラー式流向・流速計を用いることが主流です。
当社では多層式・単層式問わずそれぞれの性能を最大限生かして係留系に組み込み計測することが可能です。
当社では3knotを超える強流域において、係留系による流速計測の実績を有しています。 -
係留系のデザイン設計
係留系のデザイン設計
係留系のことなら当社にお任せください
当社は、黒潮が流れる強流域、流氷が到来する氷海域、台風が通過する海域等様々な海域において、表層係留、中層係留を設計、設置してきた実績があります。
お客様のご要望に合わせた係留系を設計します。 -
保守管理サービス
「みらい」 協力:JAMSTEC保守管理サービス
機器にはメンテナンスが不可欠です。
当社は様々な観測機器・分析機器の取り扱いの実績があります。
観測機器の性能を維持させるためには使用前後のメンテナンスが欠かせません。
当社はメンテナンスサービスのご提供や作業効率、品質を向上するためのアイデアを提供します。 -
海域調整、許認可対応
海域調整、許認可対応
海域調整や各省庁への許認可申請の諸手続きを代行いたします。
調査海域によっては、漁業関係者への調査説明、調査日程調整、警戒船の手配、関係省庁や自治体への海上作業に関連する届け出が必要となります。当社では、これら諸手続きの代行サービスを実施します。
ソリューション
洋上風力発電
洋上風力発電事業では、発電設備の設置場所選定に不可欠な予定海域の気象や海象の調査や、発電設備の設置に必要となる環境調査が実施されています。
当社は海洋調査や海洋底探査での豊富な経験がございます。調査におけるコンサルティングをはじめ、効果的かつ精密な調査サービスや品質管理された調査データを提供いたします。