「海を知る」「地球を知る」ブログ

海と地球の科学技術コンサルタント

2021.11.12

漂着した軽石

 小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の海底火山噴火に由来するとみられる軽石が、沖縄県や九州地方の離島の海岸へ漂着していることや今後四国や本州に接近することがニュースで取り上げられています。
 当社が事業を展開している沖縄県では、軽石の漂着は大きな問題となっています。ご紹介している写真と映像は、沖縄県中部東海岸付近の様子です。海岸間近に軽石が浮遊している様子や、波で打ち上げられた灰色の軽石が白い砂浜を覆っている様子が分かります。
 ウチナーンチュ(沖縄の方言で「沖縄の人」の意味)にとって海は、漁業やマリンレジャーなど、仕事に関わる事柄だけでなく、日々の生活にも密着した大切な場所です。季節は冬に向かいますが、これからイジャイ(夜の潮干狩り)が始まるシーズンなので、海岸を覆う軽石には砂浜から居なくなってもらいたいところですが、ご覧いただいた通りその量が膨大です。

ご参考:沖縄県への軽石大量漂着・漂流について
https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/seibi/karuishihyoutyaku.html

波間に漂流する軽石の様子

砂浜に打ち上げられた軽石

砂浜のスナガニ